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2025年8月 DANRO44号掲載

  • scgas7
  • 9月1日
  • 読了時間: 4分

暑すぎる夏!

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エアコンを上手に使おう!


この記事が出るころには夏も終盤︕少し涼しくなっているかな~

もし涼しくなっていたら来年にお役立てくださいね。

さて今回はお客様によく聞かれる「エアコンのあれ(疑問)︖」についてです。

省エネや皆さんに有効と思われるものを選んで数個質問と回答を載せていきます︕


○ 風量弱と自動はどっちがいいの?(省エネ?)

■ 参考回答:自動です

もちろん部屋の温度を適温にすることが重要です。風量弱では冷気が十分お部屋に回らないため時間がかかるし冷えません。

かえって電気量はUPしてしまいます。

自動にしておけばお部屋の温度が設定に近づけば風量下がります。

できたら「風向も自動」にしておきましょうね︕ない場合は一番上にしてくださいね︕

なぜなら、冷たい空気は上から下へ向かうから︕です。

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○ 冷えないから室外機に水ぶっかけていい?

■ 参考回答:水をかけてはいけません。

室外機は雨などの水分には対応できるようになっていますが、大量の水、勢いのある水をかけた場合、電子部品が破損、熱交換機が温度差により破損したりする

可能性が高くなりますからやめてくださいね︕

できるだけ何かを貼ったりする(隙間あけてくださいね)のであれば、日本の伝統品

よしずやすだれを使って室外機に直射日光をあてない工夫をしてくださいね。

冷却スピードUPしたいときは室外機の周りに「打ち水」してください。

冷やされた空気を吸い込んで体感冷房能力UPします。


○ 除湿と冷房どっちがいいの?

■ 参考回答:温度・湿度計持っていますか?

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感覚ではなくこれに回答するにはできるだけデータが「見える化」されている必要があります。

エアコンの「除湿」と「冷房」は、どちらも部屋を快適にするための機能ですが、目的と仕組みが違います。


「冷房」と「除湿」の基本的な違い


「冷房」︓部屋の温度を下げることを目的としています。

冷たい風を送り出して、室温を設定温度まで下げます。空気を冷やす過程で水分も取り除かれるため、結果的に湿度も下がります。

猛暑日など、気温が非常に高いときに部屋を早く涼しくしたい場合に適しています。


「除湿」(ドライ)︓部屋の湿度を下げることを目的としています。

空気中の水分を取り除くことに重点を置いた運転です。湿度が下がると、同じ室温でも体感温度が低く感じられるため、涼しく感じられます。

梅雨時や夏の朝晩など、気温はそれほど高くないけれど、ジメジメして不快に感じるときに適しています。

温度や湿度が見えると、この選択が楽になります。


○ 室温は冷房28℃設定にしておけばいいんだよね?

■ 参考回答:そうとも言えません!

「設定温度」と「室温」は違うのです︕最も重要な点です。

環境省がクールビズで推奨しているのは「冷房時の室温が28℃」であり、

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エアコンの「設定温度を28℃」にすることではありません。

ココが勘違いしやすい部分ですよね︕

部屋の断熱性能、窓からの日差し、部屋にいる人数、電化製品からの

熱など、様々な要因で、エアコンの設定温度と実際の室温にはズレが生じます。

猛暑日などで外気温が非常に高い場合は、 設定温度を28℃にしても、室温はそれ以上に

高くなってしまうことがあります。

なので「室温を28℃にする」ということです︕


○最後に!「28℃」の根拠

28℃という数字は、労働安全衛生法や建築物衛生基準で定められた「室温17℃~28℃」という範囲の上限が目安となっています。

また、省エネ効果(設定温度を1℃上げると消費電力が約13%削減できるというデータ)も考慮されています。

熱中症にもなりにくいギリギリの温度です(湿度によっては危ないですからね︕)

そうそう︕ 「エアコン」は、「エア・コンディショナー (air conditioner)」を短くした和製英語。

直訳すると「空気を調えるもの」「空気を調整するもの」となります。

日本でエアコンという言葉が一般的に使われるようになったのは、冷房機能だけでなく、

暖房機能も備えた製品が登場してからです。

それ以前は、冷房機能だけのものが主流で、「クーラー」と呼ばれていました。

現代のエアコンは、単に冷やしたり暖めたりするだけでなく、除湿や空気清浄、換気など、さまざまな機能を備えており、

「空気を調える」という本来の意味を体現していると言えますね︕

さ~残暑厳しい今︕もう少し秋を楽しみにしながら元気な笑顔で過ごしましょうね︕

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