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「はにわ」って?

こんにちは!古墳&エビの今井です。

皆さんは、「はにわ」って知っていますか?簡単に言うと古墳に並べるために作られた焼物です。

日本がまだ弥生時代と言われていた頃に、稲作が盛んになったことで、王様など力を持った人が現れて、その人が亡くなると、みんなで丘のようなお墓を作るようになりました。その後、お墓は巨大化。お供え物用の壺と、壺をのせる台(器台)も大型化しました。古墳時代になると、大型の前方後円墳に、器台がたくさん並べられるようになりました。それが「はにわ」の起源になります。


群馬の「はにわ」の特徴は、群馬は山が綺麗で、その山の河岸段丘などの平坦地は馬の飼育に適していて、馬の「はにわ」が多いです。また、群馬では小さい古墳でもほぼ「はにわ」が立ててあって「はにわ」の乗った古墳が圧倒的に多い、全部のせスタイル。全部のせスタイルのため「はにわ」がたくさん必要で藤岡市や太田市には「はにわ」作りのプロ集団の村があって大量生産されていたのが群馬だそうです。因みに「はにわ」を漢字にすると「埴輪」となります。


因みに土偶と埴輪は違うもので、土偶は古墳時代よりもずっと前の縄文時代に作られたものです。基本的に女性の形をしていて、妊娠した姿のものも多いので、安産などを祈るために使われていたと考えられております。壊すことで祈りや儀式に使われていたそうです。


埴輪には人物埴輪・動物埴輪・家形埴輪・器財埴輪・円筒埴輪などあります。


①人物埴輪

5世紀中頃に登場した人物埴輪は、動物埴輪とともに新しい流れを生み出しました。それは演劇のように集団でシーンを表現すること。王様や巫女、狩人、力士、琴を弾く人など様々な人物埴輪があり、動物埴輪達と向かい合ったりフォーメーションを組んだりと集団で儀式や狩りの様子などを表現しております。また、埴輪群像とは全く違う目的で立てられ、古墳の外側で古墳を守る役割をするものや、農夫、馬子といった素朴な作りの埴輪もたくさん出土されております。











②動物埴輪

鶏や水鳥を除く動物埴輪は5世紀後半から登場しました。狩人を助ける犬や鵜、獲物となるイノシシ・鹿など、古墳に埋葬された権力者に関わる動物たちが表現されております。その中でも群馬県内で90%以上を占めているのが馬形埴輪です。馬は財産や富をアピールできるスペシャルな存在で、当時の群馬県には馬がたくさんいたと考えられていたため、馬形埴輪は全国で一番の出土数となっております。また、人が乗ったもの、飾りをフル装備したものなど、形もさまざまであります。











③家形埴輪・器財埴輪

4世紀の前半から、前方後円墳の頂上には、死者の魂が宿る家を表わした家形埴輪や王者の力を示す道具を表わした器財埴輪が配置されました。家形埴輪には、埋葬者の生前か死後の屋敷を表わす住居・倉庫・納屋などがあり、器財埴輪には、神聖な古墳を守る盾・甲冑などの武器・武具、権威を示す高級な日傘の一種の蓋、帽子などがあります。


④円筒埴輪

円筒埴輪や朝顔形埴輪は、弥生時代後期から始まった、王の葬礼のお供え物を入れる壺と、それを乗せる台が進化してできたもので、前方後円墳が成立する3世紀中頃に誕生しました。しばらくすると、シンプルな筒型の円筒埴輪は、筒と上の壺が一つにくっついた朝顔形埴輪とともに古墳の周囲にびっしりと並べられました。表面の装飾や穴は魔除けの名残で、穴には丸だけでなく三角形や四角形のものもあります。


埴輪は約1500年前の古墳時代の人が作ったものです。実際にその時代の人たちが作ったものです。今作ったものが遠い未来に発見されるってすごいことだと思いませんか?

皆さんは絵や粘土で作る時はどうやって作りますか?じっと観察して作るのではないでしょうか。当時の人たちもじっくりと観察して、当時の服装や飾り、お化粧や髪型を再現したものが多いです。「当時の人たちはこんな髪型だったのか!」「馬がいっぱいいたのかな?」など色々な発見があります。当時の人たちの生活やその地域の特性などが分かり、想像すると楽しいなって思います。


残念ながら画像はほとんどありません。本物を見たい方は下記の最寄りの資料館や博物館でご覧いただけたらと思います。私も調査出来次第報告します。

●前橋市粕川歴史民俗資料館

 前橋市粕川町膳48-1

●大室はにわ館

 前橋市西大室町2510

●相川考古館

 伊勢崎市三光町6-10

●伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館

 伊勢崎市西久保町2-98

●群馬県埋蔵文化財調査センター発掘情報館

 渋川市北橘町下箱田784-2

●渋川市赤城歴史資料館

 渋川市赤城町勝保沢110

●玉村町歴史資料館

 佐波郡玉村町大字福島325

●群馬県立歴史博物館

 高崎市綿貫町992-1

●かみつけの里博物館

 高崎市井出町1514

●高崎市観音塚考古資料館

 高崎市八幡町800-144

●藤岡歴史館

 藤岡市白石1291-1

●富岡市立美術博物館

 富岡市黒川351-1

●安中市学習の森ふるさと学習館

 安中市上間仁田951

●みなかみ町月夜野郷土歴史資料館

 利根郡みなかみ町月夜野1814-1

●太田市立藪塚本町歴史民俗資料館

 太田市藪塚町149

●太田市立新田荘歴史資料館

 太田市世良田町3113-9

●館林市立資料館

 館林市城町3-1

●みどり市大間々博物館

 みどり市大間々町大間々1030

●大泉町文化むら埋蔵文化財展示室

 邑楽郡大泉町朝日5-24-1


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