こんにちは!古墳&エビ好きの今井です。
諸事情により前回からだいぶ久しぶりになってしまいました。群馬県公式はにわガイドブック「ハニぼん」から、ひざまづく男のペーパークラフト作りの続きです。
■ひざまづく男
ひざまづく男は人物埴輪に分類されております。5世紀中頃に登場した人物埴輪は、動物埴輪とともに新しい流れを生み出します。演劇のように集団でシーンを表現すること。王様・巫女・狩人・力士・琴を弾く人など、様々な人物埴輪があり、動物埴輪たちと向かい合ったり、フォーメーションを組んだりしながら、集団で儀式や狩りの様子などを表現しています。古墳の外側で古墳を守る役割をするものや、農夫、馬子といった素朴な作りの埴輪もたくさん出土しております。
ひざまづく男はまさしくひざまづく姿の模範と言っても過言ではない姿勢、表情です。手もピシッと揃えられ、相手を見つめる姿には誠意が感じられます。この姿勢は日本独特のものだったようで、中国の歴史書「魏志倭人伝」にも珍しい風習として紹介されております。ひざまづく姿勢の埴輪としては唯一のもので、名人級の職人が作ったと思われます。後ろ髪は背中の真ん中くらいまであり、ふり分けた髪はきれいに整えられています。群馬県立歴史博物館に展示されております。
作成時間は約4時間です。細かい部分も多く、自分が思っている以上に時間がかかってしまいました。
上記の3体は現在、自宅の玄関にケースに入れて飾っております。
今回は「ハニぼん」のペーパークラフト作りをしてみましたが、高崎市のかみつけの里博物館では、夏休み期間中に「はにわペーパークラフト作り」や博物館オリジナルゲーム「はにトーク&ゲーム」などを開催しておりました。また、11月5日(日)まで「わくわく!はにわ体験2023」を開催しております。はにわって何だろう?いつ、どこで、誰が、何のために作ったのだろう?みんなの疑問を探究していく展示になっております。
興味がある方は是非、足をお運び下さい!
かみつけの里博物館
住所:群馬県高崎市井出町1514
TEL:027-373-8880
開館時間:9時30分~17時00分まで(入館は16時30分まで)
休館日:毎週火曜日、年末年始、祝日の翌日
※休館日は変更となる場合もございますので事前にご確認のうえお出掛け下さい。
観覧料:大人200円(団体160円)
学生100円(団体80円)
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