こんにちは!「エビの今井」と言いながらエビを食べている姿を未だ載せていないものです。
古墳探検隊出動!
今回は藤岡市北西部に位置する30ヘクタール余りの広大な毛野国白石丘陵公園にある白石古墳群に行ってきました。
白石古墳群とは、鮎川と鏑川に挟まれた段丘に分布する古墳の総称です。藤岡市全体で1,500基余りの古墳が確認されておりますが、その約20%が存在する場所がこの白石古墳群になります。
国指定の前方後円墳である白石稲荷山古墳と七輿山古墳。県指定の円墳である平井地区1号古墳、皇子塚古墳、石室の中に入ることができる伊勢塚古墳などがあります。
古墳近くに車を停める場所がないところもあるため藤岡歴史館駐車場か七輿山古墳北側駐車場に車を停めて歩いて回るのがおススメです。
ゆっくり見て1時間弱のコースですので普段運動をしていない方にはキツイかもしれません。
まずは藤岡歴史館に行きました。
藤岡歴史館では藤岡の主な出土品を見ることができます。また、縄文時代から現代に至るまでの歴史も勉強できる施設となっております。私が行った時は常設展示室の見学のみでしたが、他にもテーマに沿った企画展示の見学、体験講座や講演会なども開催しているそうです。
その中で一番印象的だったのが群馬HANI-1グランプリで優勝した「笑う埴輪」です。
埴輪は土管状の円筒埴輪が起源であり、死者が眠る神聖な場所を守り区画する結界として、列をなして古墳に並べられるものです。天皇や皇族が亡くなった際に従者たちを陵墓に生き埋めにする習慣をやめて、その代わりに土で作った人形を立てるようになったとのことです。
皆さんが想像する人形型の埴輪は目や口を楕円形に穴を開けた、あまり表情のないものだと思いますが、こちらで見つかった埴輪は笑っているように見えます。
それを見てなんだかほっこり( ´艸`)
群馬HANI-1グランプリ、気になる方は調べてみて下さい。
次に白石稲荷山古墳に行きました。
5世紀前半に作られた全長約155mの前方後円墳です。
この古墳は他の人へ見せるということを意識してわざと大きくみせるために急斜面に接するように作られているとのことです。
当時の権力の偉大さを感じます。
白石稲荷山古墳から出土された甲冑や家を表現した形象埴輪などは東京国立博物館に収蔵・展示されております。
次回は七輿山古墳と伊勢塚古墳です。
お楽しみに!
続く・・・
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